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2009年12月

株式投資と債券投資

まず、以前も記事を書いた株式投資についてですが、株式投資は企業の成長のために資金を提供することと言えます。
株式投資には次のような特徴があります。

・株式は、平日なら毎日取引されている。
・株式の取引においては前場(9時~11時)と後場(12時半~3時)が、取引時間となっている。
・その時間にはいつでも売買することができる。
・売買時に手数料がかかる。

株式投資においては、株式投資をしたときの値段から売る時の値段までの利益、つまり、キャピタルゲインを目的に投資をします。
ただし、株式投資は株価が元値を割り込むことがあり、購入した値段よりも安い値段で売ると損益が出てしまいます。
つまり、元本が保証されていないということです。
一方、国債などの債券投資は、債権を買うことにより国に対してお金を貸すことになりますから、決まった時期まで持てば、必ず決まった利子がついて元本が戻ってくるという特徴があります。
中途解約しない限り、5年、10年と決まった期間持てば、利益を得ることが出来るのが、株式投資と債券投資の大きな違いといえるでしょう。
ただし、株式投資のように毎日始められるものではなく、国債を購入する時期が決まっています。
一方、株式投資の大きな特徴として企業によっては、株式優待制度があり、百貨店なら割引券、レストランなら無料食事券などが年に1回か2回郵送されてくる場合もあります。
また、株式投資は、単に企業成長だけでなく、海外の株式相場にも大きく影響されるという特徴があります

債券投資とは

まず、債券投資というのは何かというと、

・元々企業や国、地方公共団体などが公共施設や設備投資などのために
・資金を調達する目的で発行される債券を
・個人が購入すること

です。
債券には、個人向けの国債とユーロやマルク、米ドルなどの外貨建てで発券されるものがあります。
銀行やゆうちょ銀行などの定期預金でお金を預けるよりも、債券投資をする方が、満期になった時に手元に入ってくる金額が多くなる場合があるので、債券投資がされているということです。
ただし、債券は、いつでも発売されているわけではなく、購入する日が決まっています。
更に、10年ものや5年ものの国債は、それぞれ中途解約ができない時期があることを頭に入れておかなければなりません。
債券投資に適した資金としては、何年も使う予定がないお金ということになるのではないかと思います。
なぜなら、もし、中途解約をしなければならない場合には、元本が保証されず、最初に支払った金額のお金が戻ってこない場合もあり得るからです。
また、外貨建て債券の場合には更に注意が必要で、購入時に為替手数料が必要になることもありますし、他の投資と同じように為替の変動に大きく影響を受けます。
債券投資をするさいのポイントとしては、債券発行者の財務状況を確認することが大切です。
債権発行者は、債券を購入する人のために、アルファベットで格付けがなされています。
ちなみに、S&Pという格付け機関では、BBBからA、AA、AAAという順に、より信頼性が高くなるように示されています。
預金額のすべてを債券投資にかけるのではなく、普通預金や定額貯金、それに銀行の定期預金などに分散しながら、預金を管理していくのがよいようです。

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