- 2009-10-29 (木)
- 外貨預金の魅力 比較 金利 手数料など
ソニー銀行の外貨預金について調べてみました。
ソニー銀行はインターネットバンクなので、インターネットを使っての取引ですから、実際の店舗を持たない銀行です。
そのため、人件費や、施設維持費などが不要で、コストを抑えることができるメリットがあります。
そして、その分を他の銀行の外貨預金よりも為替手数料の引き下げに反映することができるのが特徴となっています。
調べてみると、具体的な例として、アメリカドルの場合、一般的には1ドルにつき往復2円の為替手数料が必要なのですが、ソニー銀行の場合、片道25銭、往復でも1円かからないというのはメリットですよね。
オーストラリアドルの場合は為替手数料がもっと安く、通常往復4~5円かかるところがほとんどなのですが、ソニー銀行は往復で1円ですみます。
これなら、金利が高く設定されていても、為替手数料が差し引かれたら、利益はほとんど出ないのに等しい、といったケースは避けられる場合が多くなることが期待できそうですよね。
これこそが、ソニー銀行の外貨預金の大きなメリットであるといえそうです。
メリットは為替手数料ばかりではないようです。
UFJ銀行の外貨預金の記事でも説明しましたように、多くの銀行が為替レートの変動を1日1回のみ確定しているのですが、ソニー銀行では動き続ける為替相場にできるだけ早く対応する為に、市場のレートが約10銭変動した段階で取引レートを見直しているのです。
もちろん24時間取引可能なのですが、夜中や外出中に為替レートが変動した場合の対応策として、就寝前や外出前に、あらかじめ取引したい為替レートの指定を行い、そのレートになった瞬間に自動的に取引をする、といった「指値注文」を導入しています。
これはどちらかというと、株の取引でよく知られた方法ですよね。
そうした手法をを取り入れているのも、ソニー銀行の外貨預金の大きな特徴といえるでしょう。
ただし、この「指値注文」もよいことばかりではありません。
1ドルにつき10銭の指値手数料がかかります。
ですから、「指値注文」は本当に必要な時のみ利用しなければ、そのメリットを十分には活かせないでしょう。
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