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2009年10月

ソニー銀行の外貨預金

ソニー銀行の外貨預金について調べてみました。
ソニー銀行はインターネットバンクなので、インターネットを使っての取引ですから、実際の店舗を持たない銀行です。
そのため、人件費や、施設維持費などが不要で、コストを抑えることができるメリットがあります。
そして、その分を他の銀行の外貨預金よりも為替手数料の引き下げに反映することができるのが特徴となっています。
調べてみると、具体的な例として、アメリカドルの場合、一般的には1ドルにつき往復2円の為替手数料が必要なのですが、ソニー銀行の場合、片道25銭、往復でも1円かからないというのはメリットですよね。
オーストラリアドルの場合は為替手数料がもっと安く、通常往復4~5円かかるところがほとんどなのですが、ソニー銀行は往復で1円ですみます。
これなら、金利が高く設定されていても、為替手数料が差し引かれたら、利益はほとんど出ないのに等しい、といったケースは避けられる場合が多くなることが期待できそうですよね。
これこそが、ソニー銀行の外貨預金の大きなメリットであるといえそうです。
メリットは為替手数料ばかりではないようです。
UFJ銀行の外貨預金の記事でも説明しましたように、多くの銀行が為替レートの変動を1日1回のみ確定しているのですが、ソニー銀行では動き続ける為替相場にできるだけ早く対応する為に、市場のレートが約10銭変動した段階で取引レートを見直しているのです。
もちろん24時間取引可能なのですが、夜中や外出中に為替レートが変動した場合の対応策として、就寝前や外出前に、あらかじめ取引したい為替レートの指定を行い、そのレートになった瞬間に自動的に取引をする、といった「指値注文」を導入しています。
これはどちらかというと、株の取引でよく知られた方法ですよね。
そうした手法をを取り入れているのも、ソニー銀行の外貨預金の大きな特徴といえるでしょう。
ただし、この「指値注文」もよいことばかりではありません。
1ドルにつき10銭の指値手数料がかかります。
ですから、「指値注文」は本当に必要な時のみ利用しなければ、そのメリットを十分には活かせないでしょう。

三菱東京UFJ銀行の外貨預金について

三菱東京UFJ銀行は日本を代表する大手銀行ですが、もちろん外貨預金を扱っています。
ここ数年、銀行が倒産するという、以前では考えられないような事態もいくつか起きています。
そうした厳しい状況にあって三菱東京UFJ銀行は、銀行としての信用格付がA+という評価を受けていますので、まず安心だと判断できるのではないでしょうか。
三菱東京UFJ銀行で、外貨預金をした場合、預金の額や取引の金額によって、金利が違ってくる設定になっています。
また金利ばかりでなく、為替手数料も視野に入れて考えると、アメリカドルの為替手数料は1ドルにつき2円と一般的な金額に設定されていますが、その他の通貨では

・ユーロ:3円
・オーストラリア、ニュージーランドドル:4円
・イギリスポンド:8円
・スイスフラン:8円

と、取引量の多い通貨の手数料は安く、逆に取引量の少ない通貨の手数料は高く設定されています。
また同じアメリカドルで考えると、外貨普通預金より外貨定期預金の方が金利が高くなっていますし、長期に渡って預金をしておいた方が金利的には有利です。
しかし、長期に預けるつもりで外貨定期預金を選択していていても、やむを得ない事情でどうしても中途で定期預金を解約しなければならない場合もあるかもしれません。
原則として、外貨定期預金は中途解約はできないことになってはいますが、銀行側が事情を認めた場合だけは解約することができるようになっています。
この場合、預け入れ開始日から解約日までの通貨の金利は受け取ることができますが、この場合の金利は、外貨定期預金の金利ではなく、外貨普通預金の金利が適用されますので注意が必要です。
これは、いわば外貨定期預金途中解約のペナルティであるといえるかもしれません。
取引時間についてですが、メンテナンスや年末年始を除くと、インターネット、モバイルバンキングは24時間体制で対応していますが、為替レートの変動は1日1回に限られています。

外貨預金には手数料がかかります

外貨預金は日本円と外貨を交換するため、取引の時に手数料がかかります。
これは

・預け入れ
・引き出し

ともに同じく必要です。
日本の円で預金をした場合と、外貨預金との大きな違いは、この取引の際の為替手数料です。
この手数料は、

・預け入れ
・満期での受け取り
・途中解約で現金を引き出す際

に、この為替手数料はかかってきます。
一般的にアメリカドルで取引をした時には、1ドルにつき往復2円の為替手数料がかかります。
しかしこれは平均的な金額ですから、金融機関によって多少の違いがありますし、アメリカドル以外の通貨だと手数料は違ってきます。
例えば、ニュージーランドドルの場合を調べてみると1円~5円と銀行によってかなりの幅があるようです。
銀行によって通貨の為替手数料が違ってくるのか調べてみました。
その理由は結局、その銀行がその通貨でどれほどの量の取引をしているかによるようです。
どこの銀行でも最も取引量の多いアメリカドルは手数料が安く、取引量が少ない

・ニュージーランドドル
・カナダドル

などは手数料が高く設定されているということです。
通貨の取引量が増えれば為替手数料は下がり、取引量が減れば為替手数料は上がるという、いわば反比例の関係にあるというわけです。
海外に渡航する際には、安全の面から現金以外にトラベラーズチェック(T/C)を持っていきますよね。
このトラベラーズチェックで預け入れや引き出しをする時には、為替手数料以外にも手数料がかかります。
さらに銀行の窓口に直接自分で外貨を持ち込んだ場合にも、取引の内容や通貨の種類にかかわらず、別途手数料が請求されるのです。
どんな取引でも外貨預金には手数料がかかる、というこをおさえておく必要があります。

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